突然訪問する“点検業者”にご用心

―悪質リフォーム詐欺から住まいとお財布を守るチェックリスト―

「放置すると大変なことになりますよ」
「すぐに契約しないと保証が切れます!」

…そんな言葉で不安をあおり、高額な工事契約を迫る“点検業者”が後を絶ちません。住宅リフォーム業界に長く携わる私たち建材店にも、「怪しい業者が来た」「屋根を勝手に撮影して不具合を指摘された」という相談が増えています。


1. いま増えている“点検商法”とは?

  • 突然の訪問
    アポなしでインターホンを押し、「無料点検中です」と名乗る。

  • 恐怖心をあおる説明
    例:

    • 「このままだと雨漏りします」

    • 「シロアリが柱を食べています」

  • 即決を迫る契約
    「今日契約なら割引できる」と限定感を演出。クーリングオフの説明をしない。

昨年はこうした被害相談が最多だったと言われ、大手グループが摘発されたものの、類似手口はまだまだ横行しています。中には、在宅時間や資産状況の下見を兼ねている悪質ケースも報告されています。


2. 悪質業者を見抜く7つのポイント

チェック項目 要注意サイン
① 身分証提示 社名・所在地・免許番号が曖昧/名刺のみ
② 会社所在地 HPに所在地がない/固定電話がない
③ 保証内容 工事保証書の有無を明言しない
④ 見積書 「ざっくり○万円」など内訳不明
⑤ 工事写真 汚れ・ひび割れを拡大写真だけで示し、全景を見せない
⑥ 契約期限 「今日だけ」「今だけ」と即決を強調
⑦ クーリングオフ 書面説明がない、制度自体を否定する

3. もし訪問を受けたら――“3ステップ”で自衛

  1. 玄関先で契約しない
    その場でサイン・押印は絶対NG。

  2. 第三者に相談する

    • 消費者ホットライン 188

    • 信頼できる工務店・建材店(当店でも無料相談承ります)

  3. 証拠を残す
    名刺・チラシ・見積書を保管し、会話はメモまたは録音。


4. 正規の点検・修繕はこう違う!

正規業者 悪質業者
事前予約が基本 突然訪問
会社所在地・許可番号を明示 身元が曖昧
詳細な現場調査&写真報告 拡大写真のみ
複数案の見積り提示 “今だけ”の一発見積り
クーリングオフを説明 制度を隠す/否定

6. まとめ

  • “無料点検”を名乗る突然の訪問にはまず疑いの目を。

  • その場で契約せず、188や信頼できる専門店に相談を。

  • 当店では、透明な見積りと確かな施工で住まいを守ります。

お家のことで気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
「点検は信頼できるプロに頼む」——これが被害ゼロへの近道です。